【ロングリーチ2日AAP】 フレイザーQLD州財相は、オーストラリア経済の回復を示す統計が発表されたが、これは厳しい経済状況が過ぎ去ったことを意味するわけではないとした。
スワン連邦財相は2日、2009/10年度に経済は1.5%成長すると予想する予算を発表した。これは0.5%減少するとの予想を示した5月度の予算を上回る結果となった。失業率は2009/10年度に6.75%になり、ピークに達する見通し。一方、予算は2015/16年度には黒字に転じると予想している。
フレーザー財相は「景気回復は歓迎すべきことだが、完全な勝利とは言えない。今の経済で起こっていることは政府の利益には繋がっていない。経済は正しい方向へ向かっているが、かつての経済状況にまで回復するには道は遠い」と語った。また、財相は連邦政府の景気刺激プログラムとQLD州の建設計画が豪経済の回復に大きく貢献したとしている。