【シドニー10日AAP】 過去2日にわたってシドニーの電車ネットワークが大幅に遅れ、9日午後は乗客数千人がプラットフォームで足止め状態となった。経営側は、雷と病欠運転手の急増を理由としている。
NSW州のコンスタンス交通相は10日、「過去48時間は通勤者らを非常に混乱させた」と述べ、謝罪の意を表した。同相はシドニートレインのハワード・コリンズ責任者に対し、今後2週間電車ネットワークの改善状況について報告するよう要請した。鉄道・トラム・バス労働組合(RTBU)は昨年11月末に改訂された時刻表も遅延の原因だとしており、コンスタンス氏は見直す意向を示している。また、運転手の雇用も増やすという。
州野党労働党は、州政府は直ちに8日と9日の電車賃を乗客に返金すべきだと訴える。