【シドニー5日AAP】 大人数の裸体を芸術的な観点から撮影することで知られる米写真家、スペンサー・チュニック氏が来年、撮影のためにシドニーを訪問する。同氏が被写体として募集しているのはゲイ・パレードとして有名なシドニーの「マルディ・グラ」の出場者たちだ。
チュニック氏はインスタレーションという技法を用いて世界各都市などで裸体集団を撮影する一風変わったカメラマン。同氏は自分の作品について、エロティズムというよりも裸体の集合体と都市の風景との純然たるコントラストによって人生における弱点をさらけ出していると語っているが、母国の米国では野外撮影に関する規則違反などで7回逮捕されている。
シドニーでの撮影は初めてというチュニック氏のマルディ・グラ参加について主催者側は、実現するまでに2年かかったとし、来年のマルディ・グラのハイライトとなると述べた。