【メルボルン10日AAP】 VIC州メルボルンのアフリカ系コミュニティは10日、急増しているアフリカ系ギャングによる悪質な犯罪を阻止するためのタスクフォースを設置し、警察による取締りに協力する方針を明らかにした。VIC州警察のアシュトン本部長は同日、コミュニティリーダーと面会し、協力体制を確認したとみられる。
新たに設置されたタスクフォースは、12日に初めての会合を開く予定で、新たに問題となっている事柄についての情報提供、犯罪の多発地帯の報告、防犯を目的とした効率的な対話ルートの確立などを目指すという。
アシュトン本部長は、VIC州内のアフリカ系コミュニティの大部分は良識があり、彼らも一部のギャングの行為による被害を被っているとして、「すでに草の根レベルでの協力は行っているが、タスクフォースの設置が、これをさらに強化してくれるだろう」と話した。