【シドニー6日AAP】 タクシー運転手を対象にした新国家基準が来年7月から導入されることが決定した。今後、タクシー運転手になるためには、英語や地元の地理などの能力テストに合格しなければならなくなる。
6日にシドニーで行われた全豪運輸審議会の会合で、インフラ担当のアルバニーズ相が、タクシー運転手の国家新基準の導入に同意した。これによって、来年7月1日からタクシー運転手になるためには、英語能力テストや、地元の道路や観光地を特定する能力や、料金を計算する能力など、9つの能力テストに合格する必要がある。
アルバニーズ相は「大半のタクシー運転手がプロフェッショナルなサービスを提供しているが、今後タクシー運転手になる者は、確実に基準を満たさなければならない。長い間、基準を構築するためにWA州の先導のもとで取り組んできた。今日、全国レベルで運輸相が同意した」と述べた。
この新しい基準を現タクシー運転手にも適用するかどうかは、各州の判断に委ねられている。アルバニーズ相は、新しい基準が導入されるものの、タクシー運転手の免許が全国的に統一されるわけではないと述べた。