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セミドライトマトで肝炎感染の恐れ

【シドニー7日AAP】   調理されていないセミドライトマトを食べることで、A型肝炎に感染する可能性があるため、NSW州保健局が市民に注意を呼びかけている。

多数の肝炎感染者が出したVIC州では調査が行われ、感染者のうち66%がセミドライトマトを食べていたことが判明した。NSW州保健局伝染病担当官のマカナルティ博士は、汚染トマトが食料品店で販売され、レストランやカフェ、軽食堂などで出されてしまう可能性が高いと警告している。同博士は「広範囲に綿密な調査が行われているが、VIC州ではセミドライトマトの汚染源がまだ特定されていない。私たちは、VIC州保健当局と協力し、状況を監視し続ける」と述べた。

VIC州ではここ最近だけで80人以上の感染者が出ている。NSW州では今年8月15日以降、5人の感染者が確認されており、このうち3人は汚染トマトが原因で感染したとみられている。

A型肝炎は、ウイルスを含んだ便などが、手や物、水または食べ物を介して、口から侵入することによって感染する。A型肝炎の症状は、発熱、吐き気、食欲不振、腹部不快感、褐色の尿、黄疸など。

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