国際

スミス外相、スリランカ訪問へ

【パース8日AAP】   スミス外相は9日、増加する亡命希望者の問題について協議するため、スリランカを訪問する。ラッド政権によると、スリランカでの内戦が最近終結したことでタミル人の亡命希望者が急増しており、今年少なくとも39隻のボートがオーストラリアに到着しているという。

インドネシアはスリランカからの亡命希望者が乗船しているボートに対し下船を拒否し、オーストラリアへ向かうよう促している。スミス外相は、人身売買は引き続き問題となっており、人身売買が行われているインドネシアやスリランカなどの国と協力して取り組む必要があるとした。

駐豪スリランカ高等弁務官のワルガムパヤ氏は8日、多くの亡命希望者は経済難民で、内戦を亡命の理由にしていると語った。一方、スミス外相はより良い生活や経済状況を求めることは難民認定の根拠にはならないとした。また、外相はオーストラリアへの亡命希望者は国際協定と難民協定に準じて査定が行われると述べた。 現在20万人以上が難民キャンプで生活している。

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