【シドニー9日AAP】 ニューズ・リミテッド系各紙は、OECD価格データからオーストラリアの食品価格が2000年以来41.3%増となり、大幅に価格が上昇していることがわかったと報じた。オーストラリアに次いで急速に値上がりしたのはスペインで41.2%だった。
また、オーストラリアの食品価格が世界で最も急速に値上がりした原因として国内スーパー大手のコールスとウールワースが批判されている。ニューサウスウェールズ大学のズンボ准教授によると、干ばつ時を除いた過去10年間の価格を比較すると、この2社による複占が価格上昇の主要原因だという。