【シドニー10日AAP】 コンビニエンスストア協会(AACS)は政府に18歳未満の喫煙の違法化を求め、警察に罰金や出頭通知を発行する権限を与えるように要請した。
AACSのムーン会長は、若年者を対象とした現行の禁煙政策では、未成年者にたばこを販売することが違法とされ、販売店は厳しい罰金を科せられるが、たばこを購入し、喫煙をした未成年者には罰則はなく、販売店は過度な負担を強いられていると主張した。それに対し飲酒の場合、酒類販売許可店で未成年者がアルコールを購入した際、未成年者と販売店の両者に罰則が科せられる。
ムーン氏は若者に対する禁煙教育や意識向上のためのキャンペーンは不可欠だが、若者が喫煙を選択しない真の動機付けがない限り、我々が若年者の喫煙を減らす十分な対策を講じているとはいえないと語った。オーストラリアでは毎年、約7万人の若者が喫煙を開始し、それは1日190人以上の計算となる。