【ダーウィン11日AAP】 今月10日からNT準州アリススプリングスで行方が分からなくなっていた、米国カリフォルニア州出身の男性が同日午後5時頃、ソンダー山の山底付近で死亡しているのが見つかった。警察は死因を不明としているが、男性が道に迷ったとみており、事件性はないとの見解を示している。
報道によると、男性と一緒にトレッキングしていた仲間が途中、レッドバンク・ゴージにある駐車場まで引き返し、助けを求め通報していたことが分かっている。また警察は、調査を進めているとした上で、男性が脱水症状やその他の緊急を要する医療事故で死亡したのかなどは不明だが、事件性はないとの見方を示した。
男性らが歩いていたララピンタ・トレイル(Larapinta Trail)は、アリススプリングスからソンダー山まで223キロメートル続くロングトレイルとして知られ、同トレイルのウェブサイトでは、急な斜面や山肌の険しい場所があり、トレイルを見失うこともあるとして注意を呼びかけている。アリススプリングスでは10日、気温が40度まで上昇していた。