【シドニー10日AAP】 NSW州が患者を対象に行った調査では、病院の救急部門に関して不満を持っている患者が依然として多いことが分った。
調査結果によると、病院の救急部門で診察を受け入院しなかった患者のうち、77%が診察までの待ち時間が長いと回答。正しい処置を受けたと答えたのはわずか31%で、回答者の半分以上が3時間以上待ったことがあるとした。また、治療体制について肯定的なコメントができるとした人は54%しかいなかった。
テブット保健相は、長い待ち時間については新型インフルエンザの影響としながらも、改善の必要性を認めた。一方、同調査ではNSW州の保健システムは他州と比較すると非常に優れているとし、「他州よりもNSW州の病院にかかりたい」とコメントした。また、今回の調査で必要性が認められた最大項目として、患者の精神面のサポートや教育などが挙げられた。