【ブリスベン12日AAP】 QLD州南東部メアリー・バレーで計画されていたダム建設計画について、ギャレット連邦環境相は11日、環境保護を理由に計画を却下する暫定的な決定を発表した。
18億ドルを投入して行われる「トレーブストン・クロッシング・ダム」建設計画は、人口増加に伴う水の需要問題を改善するためにQLD州が打ち出したもの。しかし、地元住民などからは反対の声が上がっていた。ギャレット環境相は計画却下を暫定決定した理由として、ダム建設により絶滅の危機に瀕している動物たちをさらに死なせてしまうためとした。しかし、これはまだ本決定ではなく、今後10日間でQLD州政府やダム賛成派らが、ダム計画を押し進めるための肯定的な証拠を提出し、さらなる検討が行われる。