【キャンベラ12日AAP】 12日に発表された10月の失業率は5.8%となり、前月から0.1%上昇した。同月の雇用数は季節調整後で2万4500件。専門家は1万件の減少と予測していたが、非常勤雇用が2万1500件の大幅上昇したことが寄与している。
10月の失業率が上昇した最大要因として、NSW州の失業率が前月の5.5%から6.1%に大幅アップしたことが挙げられている。しかし、失業率は上昇したにも関わらず、実際の雇用数が上昇したことで、政策金利のさらなる引き上げが懸念される。
国内各州の10月の失業率は以下のとおり。(括弧内は9月の失業率)
NSW州: 6.1% (5.5%)
首都特別地域(ACT): 3.7% (3.6%)
SA州:5.3% (5.7%)
QLD州: 6.3% (6.0%)
WA州: 5.0% (5.7%)
NT準州: 3.9% (4.0%)
VIC州: 5.7% (5.7%)
TAS州: 5.4% (5.4%)