【メルボルン13日AAP】 メルボルンで気温30℃以上が5日間続き、人々が暑さをしのごうと屋根に水を撒くなどしたため、使用水量が急増している。今週、1人あたりの使用水量は、1日204リットルに達した。先週は150リットルだった。使用水量の目安1日155リットルとされている。
ヤラ・バレー・ウォーター社のケリー常務は「私たちはまだ油断できない状況にある。まだメルボルン史上最悪の干ばつを脱っしていない。ゴールバーン・バレーからメルボルンに水を供給する南北パイプラインが6カ月後に開通し、2年後には論議を巻き起こした淡水化プラントが稼動する予定だ。私たちがあと2度の夏を耐え抜けば、いくらかの救援を得ることができる」と述べた。
今年2月7日の大火災「ブラック・サタデー」の際には、気温が47℃に達したため、1人当たりの使用水量が1日241リットルまで急増した。今週の使用水量は、ブラック・サタデー以来の大幅な上昇となった。現時点でのメルボルンの貯水率は38.1%。