【アデレード13日AAP】 豪政府は、生後6カ月までは赤ちゃんを母乳だけで育てるべきだとの見解を示した。
ロクソン保健相は13日、アデレードで各州保健相と会合を開き、母乳育児を奨励するための国家戦略を承認した。「母乳育児のための国家戦略」は、今年末までに発表される見込み。オーストラリアでは、生後6カ月の乳児のうち、母乳で育てられているのはわずか14%だという。
ロクソン相は「残念ながら、オーストラリアでは他国と比較して母乳育児率が低い。現在よりも長く授乳を続けることで、赤ちゃんと母親は多くの健康上の恩恵を得られる。母乳育児を保健システムの一部として、適切なサポートを提供していき、コミュニティ全体でサポートするようにしていきたい」と述べた。オーストラリア食事指針では、生後6カ月まで母乳のみで育て、その後に固形食を食べさせながら生後12カ月まで母乳を続けるように指導している。