【パース12日AAP】 WA州の北部キンバーリー(Kimberley)で発見された小さい糞のかけらが、絶滅したと考えられていたイワワラビーのものであることが確認され、発見した科学者らからは歓喜の声が上がっている。イワワラビーは1970年代から姿を消していた。
イワワラビーは体長が約30センチメートルほどで、体はねずみ色の毛に覆われており、先がブラシのように毛羽立った明るい茶色の尾が特徴。オーストラリア博物館の科学者たちは、先住民族のレンジャーが発見した糞から採取したDNAを分析した結果、イワワラビーのものと断定した。
糞を発見したレンジャーのワイナ氏は、非常に興奮しているとした上で、「いなくなったと思っていたワラビーが、このキンバーリーの地に生息していることが確認され、土地を健全に保存していくというわれわれの仕事にも、素晴らしい励ましになる」と話した。