【メルボルン15日AAP】 政府が、農業を永久的に排出権取引制度から除外すべきとする野党からの要求に屈した。15日にウォン気候変動担当相が発表するとみられている。これによって、農業者は炭素放出権を購入する必要がなくなる。
これまでの計画では、2015年から農業分野も排出権取引制度に組み入れることになっていた。土壇場で政府が態度を急転させたことで、排出権取引制度はこのまま議会を通過する可能性が高くなった。
来月7日からはコペンハーゲンで気候変動サミットが行われる。ここ何カ月も排出権取引の討論が続けられてきたが、連邦議会で16日から最後の2週間の討論が行われる。