【シドニー17日AAP】 オーストラリア映画「毛沢東のバレエダンサー」(邦題)が世界各国で高評価を得ている。
ブルース・ベレスフォード監督によるこの映画は、毛沢東政権下の貧しい農村出身の少年が、バレエダンサーとして成功しアメリカへ亡命するまでを描いたベストセラー実話が原作。作者のリー・ツンチン氏は現在、メルボルン在住。同映画は、先日、ブラジルで開催されたサン・パオロ国際映画祭で観客賞を受賞。また今年のトロント国際映画祭でも、観客賞入賞を果たした。オーストラリア国内での興行収益は現在までに1400万ドルとなっており、国内映画史上12位となった。映画製作側は、「オーストラリアのみならず、トロントやブラジルで評価を得られたことは非常に光栄」と述べた。