【キャンベラ18日AAP】 17日、ゼノフォン上院議員が宗教団体「サイエントロジー」は犯罪行為をしていると訴えたことに関して、ラッド首相は、同議員の証拠を確認してから国会で対応したいと述べた。
ゼノフォン議員の訴えによると、サイエントロジーはその活動の中で監禁や中絶の強要、身体的暴力などといった犯罪行為をしているという。同議員は上院に対し、サイエントロジーが現在受けている税金控除の特典について検討することを求め、警察に対しても捜査を行うよう訴えた。
ラッド首相は、多くの国民が同団体に対する懸念を持っていると述べたうえで、「私も同じように懸念を持っている。今後、慎重に手順を踏んで同議員の証拠を確認した上で、国会でも検討したいと思う」と話した。