【シドニー20日AAP】 20日にシドニーのダウニング・センター地方裁判所で行われた裁判で、2007年に当時16歳の女子生徒と性的関係を持った高校の元校長に、実刑判決が下された。
フランク・べイリー被告(46)は、NSW州北部グラフトンのミッション系学校の校長だった当時、16歳の女子生徒と4日間以上にわたって性的関係を持つなど5つの罪を認めた。裁判では、被告がこの女子生徒に恋愛感情を持っていたことや、精神的な問題があり、孤独で、大酒を飲んでいたことなどが明らかにされた。
ノース裁判官は、被告に最小2年3カ月、最高3年9カ月の実刑を言い渡した。裁判官は「被告には、自分の行いは間違っており、信頼を裏切る行為であるとの認識があった」としながらも、被告が深く反省していることを認めた。判決文が読まれる間、べイリー被告はすすり泣きながら、手の頭にのせて体を前後に揺すった。被告はすでに服役中であるため、来年8月8日には仮釈放となる見込み。