【メルボルン21日AAP】 アルコールやドラッグの影響下での運転を取締るため、警察がメルボルンで一斉検挙を開始した。
メルボルン中心部で11月20日から12月12日まで、国内で過去最大規模の取締りが実施され、ドライバー50万人以上が飲酒検知器で抜き打ち検査を受けることになる。VIC州では、年間交通事故死者数を300人未満に抑えようと取り組んでいる。今年はこれまでに死者255人に上っており、昨年の同時期には270人だったのと比較すると、下回っている。警察は、これからクリスマス・パーティや休暇の時期に突入するため、警戒を強めている。
20日夜の取締りでは、最初の2時間だけで、15人のドライバーが法的限度の血中アルコール濃度0.05%を超えて検挙された。交通課の警部は「初日は残念な結果だった。取締りについて、私たちは市民に告示しておいた。秘密で行ったのではない。運転する場合には、検査を受けることになると思ってもらいたい」と述べた。