国際

パキスタンとミャンマーに2000万ドル支援金

【ブリスベン21日AAP】   世界食糧計画(WFP)からの緊急支援要請を受け、豪政府はパキスタン北西部の戦闘地域の被災者に義援金500万ドルを提供することを発表した。

過激派と政府軍との戦闘によって100万人以上が避難民となっており、南ワジリスタン地域では、ここ最近の戦闘で少なくとも40万人が被害を受けている。ペシャワールでは今週、少なくとも警察官3人が死亡する爆弾テロ事件が起きており、豪政府は頻発する武装攻撃を非難した。スミス外相は「卑劣な攻撃だ。パキスタン政府と国民に弔慰を伝えたい。過激派を封じ込めるため、豪政府はパキスタン政府に協力していく」と述べた。

また、豪政府は、昨年5月のサイクロンで大きな被害を受けたミャンマーに対し、1500万ドルの人道救助を発表した。このサイクロンで、ミャンマーでは14万人が死亡し、200万人が被災した。1500万ドルの支援金のうち、3分の2以上は水や衛生、食糧に使用され、約400万ドルはASEANの支援活動として子供の医療や教育に使用される。

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