【キャンベラ22日AAP】 男女の給与格差が17%に拡大していることが明らかになったことで、連邦議会委員会は政府に対し格差を是正するための抜本的な改革を要請した。
グリーン党のハンソン・ヤング氏は「これらの問題の解決を企業に任せることができないことは明らかである。統計的にみれば、男女間の格差は1970年代の頃よりも悪化している」と語った。また同氏は、政府は企業に対し年俸監査の実施を強制し、男性社員と比べて女性社員の給与の実態がどのようなものであるかを明らかにすべきと主張した。
政府がこの問題の重要性を明示し、より厳しい改革を実施しない限り、状況が改善されることはないという。透明性が欠如すれば、働く女性を悩ませ続ける「ガラスの天井」は存続し、オーストラリアは他国に大きく遅れをとることになる。