【キャンベラ25日AAP】 政府は気候変動問題の対策として、1億3000万ドルの新プログラムを発表した。
ギャレット環境相は25日、気候変動問題に積極的に取り組むためのイニシアチブを発表した。これによって、年金受給者と低所得世帯は無料で電気・水道の査定を受け、省エネのための電球や、冷蔵庫のゴムパッキン、低流動性のシャワーヘッドなどが提供されるという。また、条件を満たす世帯には、省エネ対策を講じるための補助金も提供される。このプログラムは、政府の炭素汚染削減計画(CPRS)とは別。
社会奉仕団体ACOSSの代表者は、政府のイニシアチブを歓迎する一方で、「政府には、低所得者がCPRSによる不利益を被らないという約束を守ってもらう。政府と野党連合による修正点の1つには、一般家庭への支援削減が含まれていた。もしも、政府計画のもとで貧困家庭の暮らし向きが悪化した場合には、政府は責任を問われるだろう」と述べた。