【シドニー16日AAP】 シドニーで電車の混乱状態が続くなか、鉄道・トラム・バス労働組合(RTBU)は、多くの学生が夏休みから学校に戻る29日に24時間のストを行うと発表した。組合側は「最悪の場合は出勤しないように」と警告する。
電車のストライキは29日午前12時1分に開始する。さらに、電車職員らは19日からキャンペーン用の衣類やバッジを着用してアピール。オーストラリア・デーの長期週末前日の25日からは、残業を無期限で禁止する。
職員らは現在の労働条件に不満を抱き、示威行為を行うことで合意した。組合側は6%の賃上げを求めているが、州政府は賃金政策に基づいた2.5%増を提示している。
NSW州のコンスタンス交通相は、「ストライキによってシドニーが停止する」と警告する。乗客よりも組合の上層部を優先していると批判した。ベレジクリアン州首相は先立って、「組合とシドニートレインの管理部は合意に達してストを避けられるだろう」と自信を見せている。