【メルボルン27日AAP】 26日午後、雷を伴った暴風雨がVIC州中部を襲い、各地で被害が出た。救急サービスには、27日午前0時までに900件以上の通報があり、救急隊員が徹夜で対応にあたった。
この暴風雨によって、建物が損害を受けたり、木や電柱がなぎ倒され、電車の運行が停止し、鉄砲水が発生するなどした。最も大きな被害を受けた地域は、ヌナワディン、ナラウォレン、エルサム、ドンカスター。救急局担当官は「住民はまるで竜巻のようだったと言っている。27日午後にも大雨が予報されている。その前にできるだけ多くの作業をしておく必要があるため、乗組員は徹夜で作業にあたっている」と語った。
26日の暴風雨は州北部から移動してきたが、27日は西側からゆっくりと移動してくると予想されている。大雨や鉄砲水によって、山火事の被害地域から岩石や瓦礫が押し流される可能性もあるため、VIC州北東部と高山地域で気象警報が引き続き発令されている。また、洪水注意報が、ヤラ、マリバーノン、ウェリビー、ダンデノン、バニップ、ロッドン、キャパスピ、アボカ、ウィンメラで発令されている。