【メルボルン28日AAP】 大荒れの天候が続いたVIC州で、救急隊員が26日以来、被害の対応に追われている。
州救急サービス(SES)には、浸水や損害の被害を受けた住居や商店から、計1150件以上の救助要請を受け、ボランティア隊員700人以上が対応にあたった。27日午後には、気圧の谷が州西部へと入り、モリーやウィンメラ、西部地域を通過してから、州中央部に達した。
ミルジュラ空港では強風が吹き荒れ、27日夜に風速時速102キロが観測された。チャールトンでは風速時速98キロが観測された。ポートランドでは激しい降雨によって、薬局が浸水被害を受けた。最も大きな被害を受けた地域は、エルサム、ドンカスター、ヌナワディン、ナラウォレンなどのVIC州中央部で、鉄砲水や倒木、建物の損傷など大きな被害が報告されている。