【シドニー17日AAP】 NSW州政府は17日、大型車両による死亡事故が相次いでいることを受け、トラックなどを管理する運送会社の内部状況などについて調査する方針を明らかにした。NSW州では15日、ニューキャッスル南部のM1道路でタンカーが炎上する事故が起き、タンカーの運転手が死亡している。
NSW州では15日以降、トラックなど大型車両による交通事故が3件発生し、5人が死亡した。14日午後には、ダボ近くのニューウェル・ハイウェイで、道路工事のために停車していた車にセミトレーラーが追突し、19歳の男女が死亡した。
NSW州のペイヴィー道路相は、当局が今後、運送会社が安全基準を守っていたかなど、慎重に調査を進めるとしており、「ドライバーだけの問題ではなく、運送会社や品物を供給する側の問題かもしれない」と述べた。同道路相は特に、大型車両による事故が2016年~17年の1年間に45%と急増していることについて懸念を示している。