【ブリスベン30日AAP】 QLD州野党は、学校の問題について内部告発を行おうとする教員はそのほかの教員からいじめを受けていると訴えた。
政府が発表した統計によると、教員による教員へのいじめや攻撃的な行動に対する苦情件数は過去2年で40%以上増加したことが分かった。2007年度、教員26人がほかの教員に対する苦情を教育省に提出した。翌年2008年度にはその数が30人に増加し、2009年度には37人へとさらに増えた。
ウィルソン教育相は国会の答弁でこの数は州内の教員4万7000人の1%にも満たないと語った。また、野党スポークスマンのフレッグ氏によると、政府は教員に対する暴力停止命令や学校で押収された数々の武器に関する詳細について公表することを拒否し、事実をもみ消そうとしているとラッド政権を批判し、教員に対するいじめの問題は政府の措置を必要とする制度的問題だと主張した。