【シドニー４日ＡＡＰ】　　　３日に行われた労働党幹部会議で、クリスティーナ・キニーリー氏が現職のネイサン・リース氏を４７対２１票で破り、ＮＳＷ州首相に選ばれた。これにより、ＮＳＷ州で初の女性首相が誕生することとなった。

キニーリー氏は米国生まれで、これまでＮＳＷ州計画相を務めてきた。今後は州首相として経済再生に焦点を当てていく方針。記者会見の中で、キニーリー氏は自分のことを「ＮＳＷ州政府に対する市民の信用を取り戻そうとする４０歳の働く母」と表現した。また、この１５カ月以上にわたり州首相を務めたリース氏に対して、感謝の意を表した。

キニーリー新首相は、２０１１年３月の次期選挙までの１５カ月で、ＮＳＷ州労働党を蘇らせ、状況を立て直していくことが期待されている。