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幼児対象に髄膜炎菌予防接種 WA

【パース23日AAP】   WA州で昨年、髄膜炎菌で6人が死亡したことを受けて、同州政府は1~4歳の幼児を対象に無料予防接種を行うと発表した。

同州で2016年、前年の倍で2005年以降最多の46人が髄膜炎菌の診断を受けた。今年もすでに3人が発症している。

幼児を対象とした予防接種は23日から実施され、A、C、WおよびYの4種を予防する。同州政府はさらに、17~19歳のティーンを対象とした予防接種を学校や大学で行う。1回の接種の効果はおよそ3~4年とされる。クック州保健相は、「髄膜炎はありふれた疾患ではないが、命の危険にある」と話した。

健康な人のおよそ10%が、鼻や喉に髄膜炎菌バクテリアを無害に有する。数は非常に少ないが、脊髄や脳を覆う保護膜に炎症を発症する可能性がある。

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