【シドニー25日AAP】 NSW州のシドニー・トレインズは25日、予告していた一部のストを決行し、土曜日のスケジュールで運行を開始した。朝の通勤ラッシュ時には乗客がすし詰めの状態となるなど、ストの影響が出た。
シドニー・トレインズの運行は25日、通常では8分毎のところ15分毎となっており、NSW州の運輸コーディネーターは、帰宅のラッシュ時にはさらに混乱した状況になると予想。ボンダイ・ジャンクション駅では混雑のため、駅を一時閉鎖する措置が取られた。乗客の一人は「まるで缶詰のイワシになったようだ」と不満を表した。
一方、29日に予定されていたストについて、フェアワークコミッションは同日、多くの人に大きな損害をもたらす可能性があるとして一時停止を命じたほか、平日に土曜日のスケジュールで運行することについても、向こう6週間の禁止を命じた。