【シドニー10日AAP】 シドニー・オリンピックのメイン会場でもあり、現在もイベントなどで多岐にわたり利用されている「ANZスタジアム」を大幅にアップグレードする計画が浮上している。その目的の1つとしてサッカーのワールド・カップ(W杯)招致が挙げられている。
計画には、開閉式の透明な屋根を設置し、座席数をさらに7000席増やすことが盛り込まれているという。この計画は今後、NSW州政府及びオーストラリア・サッカー協会に提出される。同協会は2018年または2022年のW杯招致を目指しており、関係者は「現在のANZスタジアムはオリンピック以降、何も変わっていない。W杯を主催するFIFA(国際サッカー連盟)は、国際ゲームにふさわしい会場で、オリンピックよりも大規模なものを求めている。この計画を実現させてメルボルンを負かしたい」と話した。