【シドニー11日AAP】 クリスマス休暇中には、個人情報の盗難に注意が必要だ。
アンケート調査によれば、オーストラリア国民の5人に1人が個人情報盗難の被害に遭ったことがあり、クリスマスと新年の時期には、詐欺やなりすまし犯罪が多発するという。アンケート調査を実施したベーダ・アドバンテージ社は「ホリデー中は多くの人がリラックスしており、いつどこで身元証明を手渡したかに注意を払わない。このため、詐欺被害の危険性が高くなる」と語った。
16歳以上のアンケート回答者1100人中、2割が個人情報盗難や銀行口座への不正アクセス、クレジットカードの盗難やスキミング、または暗証番号の盗難などの被害に遭った経験があると答えた。
被害を避けるためのポイントとしては、休暇中にポストに届いた手紙を友人や親類に回収するように頼んでおいたり、オンライン・ショッピングの際にはクレジットカードの使用に注意し、定期的にパスワードを変更し、ショッピングセンターでは財布やバッグを安全に管理することなどが挙げられる。最も一般的な個人情報盗難の手口は、犯罪者がゴミをあさって手紙を盗んだり、紛失・盗難の財布や小切手帳から情報を盗み取ることだという。