【キャンベラ27日AAP】 連邦のマリス・パイン国防相は、米国のジム・マティス国防長官が、米国にとっての最大の懸念は過激派組織のイスラム国ではなく、中国とロシアが国家安全保障 に対し脅威を増していることだとする意見に同調する考えを示した。
マティス国防長官は今月初め、中国が軍事力を急激に増強させていることや、ロシアが強権的な姿勢を増していることに対抗する方針を国家安全保障の最優先課題としていくことを明らかにした。
連邦のパイン国防相は、オーストラリアン紙に「国家の安全保障に関連し、何が問題かを決定をするのは米国政府だが、私としては、オーストラリアも同様の懸念を持っていることを表明しておきたい」と述べた。