【キャンベラ27日AAP】 インドの報道によると、 インド洋での海上合同訓練に、米空軍長官が豪海軍の参加要請をしていることが明らかになった。
日本とアメリカ、インドの3カ国で毎年行われる合同訓練「マラバール」には、 豪海軍は2007年に参加したが、前ラッド政権中に、中国が懸念を表明したために撤退している。
マニラを訪問中のヘザー・ウィルソン米空軍長官は会見で、「豪海軍が参加している他の演習に関して、オーストラリアは独立した主権国家であり、インド洋の地域の安全性を認識するためにも、マラバールに参加してほしい」と述べた。
一方でオーストラリアン紙によると、オーストラリア外務貿易省の前次官であるピーター・ヴァーギーズ氏が、3月にターンブル政権にレポートを提出する予定だとし、その内容は、国の輸出の40パーセントが中国と日本であることから、リスク回避のためにインドへの新しい経済戦略を説明したものだとしている。