【シドニー13日AAP】 盗まれた電動スクーターが、数日後に持ち主の英国人女性の元に戻ってきた。
イボンヌ・シドルさん(61)は親族に会うため英国からシドニーを訪問しており、1500ドルで電動スクーターを購入した。滞在先のニュータウン地区バックネル・ストリートの玄関先にスクーターを停めておいたが、9日に何者かによって盗まれたという。
体が不自由なシドルさんに関するメディア報道があった後、12日になって盗まれていた電動スクーターが自宅に返された。「スクーターが戻ってきたことに興奮している。素晴らしい仕事をしてくれた警察とメディアに感謝している」とコメントした。スクーターは無傷だったが、車体に貼ってあったスマイリー・フェイスのシールは剥がされていた。
警察は窃盗事件として捜査を継続しており、「犯人がスクーターを持ち主に返したことは微笑ましいが、それによって警察が罪を見過すわけではない」と述べた。