【キャンベラ30日AAP】 2月1日から医薬品のコデインが処方箋薬となる。コデインは痛み止めのパナディンやニューロフェンプラス、風邪薬コドラルやデマジンなどに含まれ、依存性があるとされる。
連邦のハント保健相は30日、「国民の50万人以上が何らかのコデイン中毒にあり、年最大で100人の命を救うことになる」と述べた。
コデインの処方箋化について昨年10月、SA州を除く全州・地域の保健相が連邦政府に見直しを求めた。NSW州のハザード保健相は、「痛みに苦しんでいるときに一般医(GP)に診てもらえない可能性や、これまで10ドル以下で入手できた薬が診察費70~80ドル以上になる可能性もある」と話した。また、ハザード氏はコデインを救急科から得ようとする人が出る可能性を警告する。
コデイン含有薬はオーストリア、ベルギー、ドイツ、イタリア、日本およびアラブ首長国連邦でも処方箋を必要とする。