【キャンベラ１８日ＡＡＰ】　　　今年５月の全国学力テストで、ＮＴ準州の生徒の読み書き計算の能力が、他州の生徒よりも大幅に低かったことが明らかになった。

政府は１８日、今年５月に行われた学力テストの結果を発表した。テストは３年生、５年生、７年生、９年生を対象に実施され、読解・作文・スペル・文法と句読点・計算の能力が試験された。この結果、ＮＴ準州の生徒の学力が、全国最下位だった。ＮＴ準州の３年生の学力は、全ての分野で国の最低水準を２４～３６％も下回り、５年生、７年生、９年生も同様の結果だった。

ギラード教育相は「大部分の受験者は、読み書き計算が良くできた。その一方で、最低水準に達しない生徒のいる地域もある。都市圏よりも、地方でより多くの問題が見受けられる。先住民の生徒の学力は引き続き、非先住民の生徒の学力を大幅に下回った」と述べた。