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台湾 TAS州からの果物輸入を一部規制

【ホバート31日AAP】  TAS州のフリンダース島とダベンポート近郊のスプレイトン地区の農家で栽培された果実から今月、ショウジョウバエとその幼虫が見つかったことを受け、同州の果実を輸入していた台湾政府は、同地域からの果実の輸入を規制する方針を明らかにした。

 

TAS州のロックリフ第一次産業相は、台湾がショウジョウバエの見つかった地域からの輸入を規制したことを認めた上で、同州本土は影響を受けていないと説明。TAS州は、ショウジョウバエの寄生しない果実の栽培で知られており、日本、韓国、米国、台湾などへの輸出で大きな利益を上げている。

 

さらに、TAS州果実生産者団体のハンセン氏は、ショウジョウバエが見つかったことで、同州産の果実の評価が低下する可能性があるとの見方を示し、さらに利益性の高い中国市場が規制に踏み切ることにも懸念があるとしながらも、「現時点では、中国が規制を行うといった情報はない」と説明した。

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