【シドニー1日AAP】 NSW州警察と車両検査グループは1日早朝、州内の600台以上のトラックに対し抜き打ち検査を実施した。いわゆる「カウボーイ」と呼ばれる乱暴運転のドライバーなどに対する取り締まりを行ったとみられる。
NSW州警察による一斉検査は、今年1月にトラックが絡んだ死亡事故が短時間に多発したことを受けて行われたもので、同警察によるとこれまでで最大の規模だという。NSW警察交通・高速道路パトロール隊のコーボイ副本部長は、無資格のドライバーなど大きな問題が見つかったとしている。
さらにコーボイ副本部長は、すぐに収入が得られると考えトラック業界に足を踏み入れる人も少なくないと指摘。さらに業界は、ドライバーに無理なスケジュールで運転させるなどして、利益だけを優先させるずさんな管理体制が背景にあるとしている。