【キャンベラ1日AAP】 オーストラリアとニュージーランドはこのほど、イスラム教過激派組織のイスラム国(IS)に対抗するイラク人兵士900人の訓練を完了した。これにより両国は2015年以降、合計3万人以上のイラク兵に訓練を行ったことになる。
イラク人兵士たちは、武器や爆発物の扱い方、破壊された建物の撤去、怪我の応急処置などの様々な訓練を行い、これまでISが拠点としてきたモスルで掃討作戦に参加してきた。他にも、イラク国内の各地で安全保障やIS撤退後の撤去作業などに従事している。
一方、NZ軍についてはアーダーン政権が今年11にも、同作戦から軍を撤退させるのではないかとの憶測が広まっている。イラクでは昨年、同国首相がISに対する勝利宣言をしており、オーストラリアは先月、空爆任務を終了したジェット機6機が帰還した。