【メルボルン22日AAP】 メルボルンで、男性を刺し逮捕された男が逮捕直後、死亡するという事件があった。警察は男に対し唐辛子スプレーを使用しており、関連を調べている。
警察は21日午後8時半ごろ、男性(39)が男に刺されたという通報を受けメルボルン郊外ノーブル・パークに出動。容疑者の男(29)はナイフを放すよう言われたがこれを無視。警察は唐辛子スプレーを男に吹きかけ、男はナイフを落とした。その後、救急隊員が容疑者の様子を確認したが、問題なしと判断。男はパトカーに乗せられたが、目的地に到着した際、意識不明で呼吸停止状態だった。警察による蘇生措置などが施されたが男は死亡した。男が収容されたパトカーに設置された監視カメラには特に目立った行動はみられず、今後、検視が行われ死因について調べが行われる。
現在、唐辛子スプレーは警察によって広く使用されているが、これにより事件の状況がさらに悪化したり、使用された相手が死亡する確率が非常に高いことを指摘する意見もある。