【キャンベラ24日AAP】 連邦政府は日本政府に対し、「捕鯨をこのまま続けるのであれば国際裁判に訴訟を起こす」ことを再度、警告した。また、 監視船も必要に応じ出港させるともした。
日本は現在、調査目的として南極海で捕鯨活動を行っており、今年はミンククジラ935頭、ナガスクジラ20頭、ザトウクジラ50頭の捕獲を目標にしている。ギャレット連邦環境相は24日、ラジオで「日本の捕鯨活動は我々にとって問題だ」とするとともに、国際裁判への訴訟の可能性を改めて明言した。
南極海では現在、環境保護団体「シーシェパード」の船が日本の監視船に妨害され、捕鯨母船の位置を把握できずにいるが、同団体は、母船の位置を確認できるのは1月初旬ごろとし、「母船を発見する自信はある。今年も日本の捕獲目標数を大幅に削減したい」とした。