【シドニー1日AAP】 カンタス航空が、南極上空で新年を迎えるための観光フライトを行った。
乗員24人と乗客450人を乗せたエアバスA380型機は、31日午後にメルボルンを出発した。機内ではジャズの生演奏が行われ、「蛍の光」を歌って新年を祝ったという。同機は1日午前にメルボルンに戻った。
ジョン・デニス機長にとって、今回の南極への観光フライトは40回目だったという。「いつもフライト中に笑顔がこぼれる。写真ではとても表現できない。(南極は)とても広大だ。何度繰り返しても、いつも同じ感動を味わえる」とデニス機長。
乗客の1人の77歳男性は「本当に素晴らしい。上空で大晦日のパーティに参加できて、私はとても幸せだ。この景色よりも素晴らしいものはない。常に変化している」とコメントした。