【メルボルン2日AAP】 VIC州野党は、今年11月に行われるVIC州選挙で勝利した場合には、「ボング」と呼ばれるマリファナ喫煙用の水パイプの販売を禁止すると発表した。
国内では唯一VIC州だけが、ボングの販売を規制していない。もし販売禁止となれば、大麻によって引き起こされる家庭内の被害が減少すると期待されている。
ベイリューVIC州野党党首は「大麻は危険な薬物であり、毎年多くのVIC州民が重大な精神的・身体的なダメージを受けている。ボングは州内の100店舗以上で自由に販売されており、ブランビーVIC州首相がこれを認めている限り、若者や家庭が大麻の悪影響によって苦しみ続けることになる」と現政権を非難した。
研究によれば、大麻は入門薬物となっており、ヘロインやコカイン使用者の大半は、まず大麻に手を出してから、より強いドラッグを使用するようになるという。