【メルボルン4日AAP】 メルボルン発ロサンゼルス行きのカンタス航空93便が4日、機体の技術的な問題によりメルボルン空港で離陸を禁止され、乗客443人が4時間以上タールマックで足止めされた。A380機は数日前に就航が開始したばかりで、93便の出発時刻は4日昼から5日午前11時に延期された。
燃料計の故障で当初、出発時刻は1時間半の遅れだったが、滑走路を走行中に再度問題が生じたことから、離陸が禁止された。米国行きの便はセキュリティーが厳重なため、整備士が検査をしている間も乗客は機体から降りることを許可されなかった。
カンタス航空スポークスマンのラッシュトン氏によると、離陸待ちの間、乗客は軽食サービスやエンターテイメントを利用することができたという。カンタス航空は乗客に4日夜に滞在するホテルの宿泊先の提供や自宅に戻って翌日空港に戻るための交通費を支給した。