【パース8日AAP】 2014年にマレーシアのクアラルンプールから北京へ向かっていたマレーシア機MH370機を捜索中の船「シーベッド・コンストラクター」が、3日間にわたり捜索ルートから外れていたことが分かった。ネット上では、同機の捜索中の2015年に発見された沈没船から「宝の箱」を引き上げるために、ルートを外れたのではないかとの憶測が広がっている。
シーベッド・コンストラクターは、2週間にわたるMH370 機の捜索任務にあたっていたが、その後3日間にわたり無線通信が途絶え、WA州パースに給油のために戻る際、再び無線通信からの信号が戻ったという。同線の不可解な動きについて一部では、2015年の捜索中に発見された沈没船の中に残されていた、全長約3メートルの箱を引き上げに行ったのではないかとの噂が持ち上がっているようだ。
シーベッド・コンストラクターを保有する米オーシャン・インフィニティ―社は、マレーシア政府と「残骸が見つかった場合のみ報酬を支払う」との条件で捜索を引き受けており、パースで給油した後、再び捜索活動に戻った。MH370機の捜索ではこれまで、過去最大級となる海底調査の結果、4隻の沈没船を発見している。