国際

インド人学生殺害事件で豪印関係が緊迫

【メルボルン5日AAP】   インド人学生の二ティン・ガーグさん(21)がフッツクレーで2日、仕事先へ向かう途中で刺殺された事件で、インド政府はVIC州政府に対しガーグさんを殺害した犯人を早急に逮捕するよう圧力をかけている。ガーグさんは仕事先であるハングリー・ジャックへ向かう途中、近道をしようと公園を通り抜けようとした際に何者かに襲われた。現在、オーストラリアとインドの2国間関係は緊迫した状態に陥っている。

今回の事件で、オーストラリア国内でインド人が人種差別や暴力の対象になっているという感情がインド国内で再熱化している。一方、豪政府はインド人が標的となっているという主張を否定した。

ガーグさんの叔父のラジ・クマールさんは、豪政府はインド人学生の安全を守ることが出来なかったとし、甥の死によって何らかの措置がとられ、新たな暴力行為を抑止したいと語った。メルボルンでは過去2年でインド人を狙った暴力事件が増加している。

SMクリシュナ対外関係相はオーストラリアに対する制裁措置については否定したが、早急な犯人逮捕を要求した。

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