【メルボルン6日AAP】 南極海における日本の捕鯨活動を妨害する環境保護団体「シーシェパード」の活動船を発見するために、日本側は監視用飛行機をオーストラリア国内から離陸させてパトロールを行っている。
6日に伝えられたところによると、WA州アルバニーを離陸した監視機は同団体の監視船「スティーブ・アーウィン号」を発見することができたが、TAS州ホバートを出発したものは発見できなかったという。ホバートを離陸した監視機は、日本鯨類研究所が関与しているニュージーランドのPR会社によって手配されたもので、アルバニーを出発した監視機を離陸させるにあたって多額の費用が支払われたとパイロットは話している。また、シーシェパードによると、先月9日、アルバニー南部の200海里経済専管水域で飛行機がスティーブ・アーウィン号の船上を数時間にわたって旋回し続けたという。